イチオシ記事

皆さんはサウナが好きですか?

この記事を読んでいるということは、すでにサウナにハマっていて、「もっとサウナのことについて知りたい」と思っているか、「サウナに興味があって知りたいと思った」という人のどちらかである可能性が高いはずです。

数十年前から当たり前のように我々の身近に存在しているサウナですが、そのルーツや具体的な効果などは意外と知られていなかったりします。

まさに空前のサウナブームとなっている令和の日本では、よりサウナを愛するためにサウナの知識をもっと知りたいと考える人が増えてきているように思えます。

この記事では、そんな人たちにとって有益となる「サウナとは?」という疑問から「サウナの種類や効果、注意点」について詳しく解説していきたいと思います。

コンテンツ

サウナとは

サウナとは、フィンランドが発祥の蒸気浴、熱気浴で、「サウナ風呂」とも呼ばれています。

高温に設定した室内に全裸もしくはタオル着用、水着着用で体を温めます。

温冷交代浴をする場合にはサウナの前後に水風呂やシャワーで体を冷やします。

  • デトックス効果
  • 筋肉の弛緩
  • リラックス効果
  • 免疫システムの強化
  • 呼吸器、循環器の改善
  • 血圧の正常化

サウナを利用することでこのようなメリットを得ることができると考えられています。

近年では、サウナに入ることで心身ともにリラックスできることから、「ととのう」と表現されることも多くなってきています。

日本でのサウナの歴史

日本で初めてサウナ施設が誕生したのは、1956年の銀座6丁目に建てたられた「東京温泉」であると言われています。

三十間堀跡に建てられた温浴施設で、許斐氏利さんという男性が創業させました。

許斐さんは、メルボルンオリンピックの日本代表としてオーストラリアに滞在していた際に、外国選手が蒸し風呂に似た施設を愛用していたことで、「日本でも流行る」と確信し東京温泉の創業を計画したそうです。

東京温泉内に「乾式サウナ風呂」を造ると、1964年の東京オリンピックあたりから人気が爆発し、全国的にブームとなっていったのです。

残念ながらこの東京温泉は1993年に閉店してしまいましたが、東京温泉のおかげで現在のサウナブームが誕生したと言っても過言ではないでしょう。

サウナの種類

サウナと言っても、実はその種類は1つではなく、複数存在します。

近年ではサウナを愛する人が急増していて、様々な種類のサウナが楽しまれるようになってきています。

乾式サウナ

日本国内で「一般的なサウナ」と言えば「乾式サウナ」でしょう。

銭湯やスーパー銭湯に設置されているタイプのサウナで、「ドライサウナ」とも呼ばれています。

室温は70℃~100℃と高めに設定されていて、湿度は10~15%と低めに設定されています。

サウナでは、ベンチが三段になっていることが多いですよね。

これは、段の違いによって温度を使い分けの為に三段になっています。

一番下の段はおよそ70℃前後、中段は80~90℃、上段は90℃~100℃となっています。

フィンランド式サウナ(ロウリュウ)

フィンランド式サウナは、室温が低めの80℃以下に設定されているサウナで、「ロウリュウ」とも呼ばれています。

髪や肌を乾燥させないというメリットがあるので、特に女性に人気のサウナとなっています。

熱したサウナストーンに水を掛けて蒸気を発生させることで、体感温度を上げていきます。

掛ける水にアロマオイルを加えるケースもあります。

乾式サウナ(ドライサウナ)ほどのピリピリ感や息苦しさがないので、サウナが苦手という人も問題なく入れる可能性が高いと言えるでしょう。

ドイツでは「アウフグース」、ロシアでは「バーニャ」など、ロウリュウと似たようなサウナが楽しまれています。

低温サウナ

低温サウナは、その名の通り通常のサウナよりも低温に設定されています。

温度は40℃~60℃程度となっています。

身体への負担が少ないので、病院の治療の一環として使われることもあります。

交感神経を刺激することもないので、非常に高いリラックス効果が期待できます。

ミストサウナ

ミストサウナは女性に人気のサウナで、40℃前後と低い温度ですが、湿度は100%とかなり高く設定されています。

42℃以下の環境だと、副交感神経を優位にすることができ、高いリラックス効果を得ることができます。

入浴よりも発汗量は2倍程度多く、血流促進効果が期待できます。

肌への潤いに対してもポジティブな効果を与えるので、メイク汚れも綺麗に落とすことができるのです。

遠赤外線サウナ

近年人気が上昇しているのが、「遠赤外線サウナ」です。

遠赤外線ランプからの放射によって体を温める仕組みとなっていて、温度は比較的低温の60℃~70℃程度となっています。

しかし、遠赤外線は人体に吸収されやすい性質がある為、素早く体を温めて発汗や代謝を上げてくれるのです。

乾式サウナのような息苦しさも少ないというメリットもあります。

サウナを利用する際の注意点

前述したように、サウナにはとても多くの種類があり、様々な効果をもたらしてくれます。

しかし、高温の環境になることからも、ポジティブな影響だけでなくネガティブな影響をもたらしてしまう可能性もあるのです。

注意点を1つずつ挙げていきましょう。

水分補給をこまめにする(脱水に注意)

サウナはその種類によっても違いますが、低くても40℃~60℃、一般的なサウナでは80℃前後、高温になれば100℃を超えることもあります。

入った後の爽快感を味わうために長い時間サウナに入り過ぎてしまうと、脱水症状を起こし体にとって危険な状態となってしまいます。

脱水症状が起こりやすい環境であるということを十分に理解して、水分補給をこまめに取ることを心掛けましょう。

サウナ前に歯必ず水分補給をしておくべきですが、飲み過ぎると水中毒を引き起こす可能性があるので、コップ2杯程度に留めておきましょう。

ちなみに、サウナに入って座った状態での自分の血管の膨らみ(手の甲)具合を覚えておくと、脱水症状を起こしているかのチェックを行うことができます。

普段から血管の盛り上がり具合をチェックし、いつもよりも血管が浮き上がっている場合には素早く水分を補給するようにしましょう。

また、サウナでは汗で多くのミネラルを失ってしまうので、水ではなくミネラル入りの麦茶を飲むのがベストです。

サウナでのテレビ視聴には注意

大浴場に設置されたサウナでは、テレビが設置されている所も多かったりします。

また、耐熱のテレビを自宅の浴室に設置して、ミストサウナなどに入る人も多いはずです。

しかし、サウナに入っている時間にテレビを見るのはかなりリスクが高いので、あまりおすすめできる行為ではありません。

サウナの温度にもよりますが、一般的には1回の目安は6分~12分程度とされています。

体調が優れない時や、疲れている時などはその時間よりも短めに切り上げるべきです。

では、テレビを観ながらサウナに入ってしまうとどうでしょうか?

自分の興味のない番組が付いていればそれほど集中して観ることはありませんが、もしも好きな芸能人が出演していたり、面白い番組が放送されていたとしたならばどうでしょうか?

適正な時間と言われる6分~12分など、あっという間に過ぎてしまい、「気が付いたら20分以上サウナに入っていた」ということもあり得るでしょう。

心臓への負担はもちろん大きくなりますし、脱水症状を引き起こす可能性も上がります。

飲酒後は絶対にサウナに入らない

飲み会後やゴルフ終わりに飲酒をした後などにサウナを利用する人も意外と多かったりします。

しかし、飲酒後にサウナを利用するのはかなり危険な行為となるので、避けた方が良いと言えるでしょう。

飲酒後にサウナに入ると、血流が良くなりアルコールが全身にまわってしまいます。

サウナを利用した後は爽快感を感じることができるので、酔いを醒ませるような気がしますが、実際には良いが増し逆効果となってしまうのです。

全身に大量の血液が送られるとどうなるのかというと、心臓や脳への血流が少なくなってしまいます。

これによって、不整脈や貧血、心臓発作といった症状が起こるリスクが上がってしまうのです。

また、前日に深酒をしてしまい二日酔い状態になっている場合も、サウナは避けた方が良いと言えます。

ビールなどを飲むと、飲んだ量以上の水分が尿として排出されてしまいます。

その後一定時間寝て起きた後も、脱水症状に近い状態である可能性が高くなります。

起きてコップ一杯の水を飲む人も多いですが、それでも水分は不足しているのです。

そんな二日酔い状態でサウナに入ると、汗をたくさんかき脱水症状がが加速していってしまうのです。

こういった意味でも、二日酔いになるほど飲んだ次の日の午前中はサウナなどには行かずに、しっかりと昼食を食べ水分を摂取した後に行くようにしましょう。

自分好みのサウナを見つけるという楽しみ方

ここ数年、サウナブームはとてつもない勢いで加速しています。

芸能人でも、ダウンタウンの松本人志さんや爆笑問題の太田光さん、ネプチューンの原田泰造さん、麒麟の川島明さん、オリエンタルラジオの藤森慎吾さんなど、かなり多くの芸能人がサウナ好きを公表しています。

お笑い芸人だけでなく、岡田准一さんや相葉雅紀さん、菅田将暉さん、北川景子さん、仲里依紗さんなど俳優や女優さんもサウナ―(サウナ好きの総称)が多かったりします。

例えば東京都であれば、本格的なサウナに入れる施設が約260ヶ所ありますし、神奈川約120ヶ所、北海道約110ヶ所、兵庫約90ヶ所、埼玉約80ヶ所、沖縄約80ヶ所、愛知約75ヶ所というように、かなりの件数運営されています。

ここで挙げた数字は、厚生労働省の営業許可を受けている施設の数なので、実際はこの数字以上に多くのサウナが運営されているかもしれません。

ごく一般的なドライサウナである所もありますが、違った特徴がある所も多いので、いろいろなサウナを巡りお気に入りのサウナを見つけてみるという楽しみ方も面白いかもしれません。

設定温度や湿度、広さ、雰囲気など、自分のお気に入りのサウナを見つけることができれば、より一層サウナに没頭することができるはずです。

テントサウナで「アウトドア×サウナ」の究極の癒しを実現

サウナというと施設の中に設置されたサウナ室で楽しむものというイメージがありますし、むしろそれ以外の楽しみ方が想像つかないという人も多いはずですが、実は「テント」でサウナを楽しむ方法もあります。

その名も「テントサウナ」です。

アウトドアに行き、テントサウナを楽しむという究極の癒しを実現することが可能で、この1~2年で人気に火が付き始めています。

楽天市場やAmazon、アウトドアショップなどでテントサウナセットは購入できます。

安い物だと5万円程度、しっかりとしたテントになると20万円以上になる物もあったりします。

組み立てもそこまで複雑ではないので、初めてであってもそこまで苦労することはないでしょう。

テントサウナ用のテントは、大きな窓がある物が多く、大自然を眺めながらサウナを楽しむことが可能です。

薪を燃焼により沸騰させて発生したスチームでサウナを楽しんでいきます。

施設内のテントだと、他のお客さんもかなりの確率でいるので、プライベート感が味わえませんが、テントサウナの場合には完全に自分だけの空間(もしくは家族や友人たちとの空間)となるので、そのリラックス具合に大きな差があるのです。

無言で大自然を楽しみながらサウナを味わうも良いですし、家族や友人たちと仲良く話しながらサウナを楽しむのも非常に高い幸福度を感じるはずです。

まとめ

今回は、「サウナとは?」という疑問から「サウナの種類や効果、注意点」について解説してきました。

近年大流行しているサウナですが、その種類は様々であり、楽しみ方や効果にも違いがあります。

まだサウナに行ったことがない人はぜひ一度試しにサウナに挑戦してみてはいかがでしょうか?

また、サウナの楽しさを知っている人も、いつもと違った種類のサウナを試したり、思い切ってテントサウナに挑戦するのも良いかもしれません。

それぞれにサウナライフを満喫して、サウナ―を名乗っちゃいましょう。

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