イチオシ記事

近年サウナが大流行していることを知っている人は多いかと思いますが、「なんで今さらサウナ?」と疑問に感じている人も一定数存在するはずです。

「大浴場に行ってちょっと入るだけでしょ」

「確かに気持ちいいけど大流行になるほどでもないような気がする」

そんな風に考える人もいるはずですが、そういった人もサウナの本当の魅力に気が付いてしまったら間違いなく沼にハマってしまうことでしょう。

この記事では、そんな「サウナの人気の秘密」について解説していきたいと思います。

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サウナにハマる人は「サウナー」と呼ばれている

サウナブームによって全国各地にサウナの施設がOPENし、次々にサウナ―が誕生しています。

「サウナ―」とは、サウナ愛好家のことを指す言葉で、頻繁にサウナに通ったり、より良いサウナを求めて全国各地のサウナ施設を訪れている人たちの総称となります。

「自分はサウナ―です」と自称する人も増えてきています。

とにかくそのブームの過熱具合は凄まじく、数多くの芸能人がサウナ―であることを公表しています。

例えばオリエンタルラジオの藤森慎吾さんの場合は、自身のユーチューブチャンネルで様々なサウナを紹介しています。

その熱の入れようは凄まじく、長野県の山の一画を購入し、「藤森の森FILLLLAGE」と名付けています。

月に一度その山で1から作ったオリジナルサウナに入る動画を公開していて、かなり人気を博しています。

他にも、サバンナの高橋さんも同じようにオリジナルサウナを作り、サウナを楽しんでいる動画を公開しています。

自分でサウナを作ってしまう芸能人もいますが、頻繁にサウナに通う芸能人も非常に多く存在します。

今を時めくイケメン俳優の北村匠海さんもその1人。

「SAUNA SONG」というサウナソングを自ら作ってしまうほど、サウナを愛しているのです。

他にも、原田泰造さんや中条あやみさん、田中圭さん、北川景子さん、菅田将暉さんなど、挙げればキリがないほどたくさんのサウナファンの芸能人が存在するのです。

なぜそれほどまでにサウナは「ハマる」のか?

なぜサウナにハマるのかというと、それは一言「ととのう」からです。

あえてひらがなで「ととのう」と言ったのには理由があります。

一般的に使われる「整う」ではなく、サウナで整うことを「ととのう」と表現されるからです。

「ここ1ヶ月で○回ととのいました」

「この前サウナに行ってととのってきたよ」

サウナ―の間では、このように「ととのう」という言葉が頻繁に使われるのです。

それでは、いったいなぜサウナがそれほど「ととのう」のか、その最大の理由を解説していきましょう。

サウナ自体で整うのではなく、水風呂の後の時間が「ととのう」理由

サウナが流行っていると聞くと、「サウナに入っている時間が幸せな人もいるのか」と感じる人もいるかもしれません。

確かに、サウナでたくさん汗をかくこと自体に楽しさを感じる人もいますし、サウナ室から出た後の爽快感に幸福感を感じる人も大勢します。

しかし、実はそれらは決して「ととのう」という感覚ではなかったりします。

「ととのう」という状態は、「サウナ→水風呂→外気浴」という流れを実践して初めて味わえる感覚なのです。

したがって、実際に体験しなければ決して味わえない訳です。

サウナは前菜、水風呂はスープ、そして外気浴がメインディッシュと考えると分かりやすいかもしれません。

さらに、このセットを2回~3回繰り返すので、感覚的には2度3度メインディッシュを楽しめているような満足感を感じられます。

この状態は、「ととのう」という言葉以外にも、「サウナハイ」「サウナトランス」とも呼ばれていて、瞑想効果や他交換を味わうことができるのです。

人によってこの「ととのう」という状態は違った表現となることが多かったりします。

例えば!Aさんは「車のニュートラルの状態に近づき、迷いや悩み、疲れなどネガティブなものが一切なくなる感覚」だと説明します。

それに対してBさんは、まるで時間の流れがゆっくりになった様で、雑音が聞こえにくくなり、自分の感情の揺れが全くない感じ」と説明したりします。

その表現の仕方ば違ういますが、どちらにしてもポジティブな状態になれるということが分かります。

「ととのう」以外のメリットもたくさん!

サウナで「サウナ→水風呂→外気浴」という流れを実践すると、最上級の「ととのう」という感覚を味わえるわけですが、それ以外にもメリットはたくさんあります。

  • 自律神経の乱れの改善
  • 血流の循環を改善
  • 湯冷めしにくくなる
  • 低血圧の改善効果が期待できる
  • 安眠効果
  • ストレス解消
  • 肩こりや腰痛改善

このように、まさに良いこと尽くしとなるわけです。

サウナに入る時間の長さや水風呂と外気浴を必ず行う、水分補給を必ず行うといった正しい利用方法を実践しなければ体に負担が掛かってしまいますが、正しく利用すれば体に非常に大きなメリットをもたらしてくれるはずです。

ととのうためにはどういったバランスがベスト?

「サウナ→水風呂→外気浴」という黄金の順番は崩さずに行うべきですが、どのようなバランスでそれぞれを行うべきか悩んでしまう人もいるでしょう。

サウナはスポーツジムのように専門のトレーナーがいて教えてくれるわけではないので、自分自身でしっかりとそのバランスを考えなければなりません。

サウナに入る時間

まずサウナに関してですが、これは最も時間をしっかりと意識して入らなければならない工程です。

短すぎてもその後の水風呂や外気浴の効果を薄くしてしまいますし、長すぎると体へのリスクが高くなってしまいます。

基本的には、6分~12分というのが理想です。

サウナは入口から奥に行くほど温度が高くなったり、下段よりも上段の方が温度が高いという特徴があります。

その温度に合わせて入る時間を調整して出るようにしましょう。

また、高温になればなるほど疲労回復や肩こり腰痛などに効果があると考えられていて、低音の場合には冷え性の改善やリラックス効果を高めると考えられています。

ちなみに、サウナに入る前は脱水症状に陥らないように300~500ml程度の水を飲み、体の水分をしっかりと拭いてから入るようにしましょう。

体に水滴がついている状態でサウナに入ると、その水分が蒸発した気化熱で体が冷えてしまいます。

水風呂に入る時間

サウナでしっかりと体を温めたら、そのまま水風呂に飛び込みたい気分になりますが、必ず先に汗を流しましょう。

シャワーでも良いですし、水風呂の掛水でも構いません。

汗を流し終わったら、そのまま水風呂に入ります。

一気に入るのではなく、ゆっくりと徐々に入っていきましょう。

肩まで浸かったら、短くて30秒程度、長くても2分程度にしておきましょう。

水風呂の後にまたサウナに入ってしまう人がいますが、これでは「ととのう」を実現させることができないのであまりおすすめしません。

水風呂から出た後がいよいよサウナの醍醐味と言っても過言ではないので、必ず外気浴を行いましょう。

外気浴を行う時間

外気浴を行う時間は、前述した2つの工程と比べるとかなりバラつきがあります。

冷たさを感じたくらいで水風呂から出て、外気浴をしていると、外気によって体の表面は冷たさを感じるにもかかわらず内側はポカポカと温かさが湧き出てくるような感覚になります。

この時間が溜まらなく気持ちよいわけですが、程よい時間で再びサウナに入っても問題ありませんし、少し長めに外気浴をして無心になってからサウナに入っても構いません。

外の気温や風の強さによってもその時間は変わってくるはずです。

一般的には5分~10分程度でサウナに戻る人が多いように思えます。

この外気浴の時間を一度でも体験すれば、サウナがなぜこれほどのブームとなっているのかが理解できるはずです。

日々の疲れやストレスを一気にリセットできるような感覚を味わえるのです。

もしも外気に触れる環境のない一般的な大浴場の場合は、内気浴でも構いませんので、必ず水風呂の後に休憩をするようにしましょう。

外気浴ほどではありませんが、内気浴でも十分に「ととのう」ことができるはずです。

ソロサウナという選択肢

サウナというと大浴場に併設されているというイメージを持つ人が多いかもしれませんが、最近ではサウナに特化した施設も数多く営業をしています。

中には、おひとり様専用のプランなどがある高級サウナもあったりします。

コロナ禍であっても蜜を気にせずにサウナを堪能できるので、予約もかなり多くなっているようです。

サウナにまだハマっていない人たちの中には、サウナという他者と同じ狭い空間に裸で座って過ごすということに対して抵抗感があるという人も多いはずです。

確かに、どうしても視線が合ってしまったり、見たくもない他者の裸が必然的に視野に入ってしまうといったデメリットがあるのも確かです。

しかし、予約制の高級サウナでは、存分に1人の時間を味わうことができるので、これまでのイメージを一新させてサウナにハマれる可能性も高くなるはずです。

現実にひとりでサウナを楽しむ「ソロサウナ」を利用する人は確実に増えてきています。

例えば、2020年12月にOPENした東京の神楽坂にある「ソロサウナtune」では、1階にカフェがありその奥にサウナの受付があるというかなりオシャレな空間となっています。

モダンな雰囲気が漂っているので、これまでの「サウナ=古臭い」というイメージはまったくありません。

また、高温で髪を痛めてしまわぬようにサウナハットの無料レンタルがあるなど、細かい心配りもGOODです。

本格フィンランド式のサウナで、個室にはベンチとサウナストーンが熱せられていて、およそ80℃に温められています。

もっと温度を上げたいと感じた時には、白樺のアロマ水をサウナストーンに掛けます。

体感温度は一気に上がり、汗が吹き出します。

こういった一連のサウナの醍醐味を、たったひとりで楽しむことができます。

他の人が入って来ることもなく、ただただサウナに集中できるわけです。

ひとりゆえに、ちょっと咳をしたところで誰ににらまれるわけでもなく、一般的なサウナでは決してできない「ベンチに寝そべる」という行為もできてしまうわけです。

「ワンポイントタトゥーが入っていてサウナに入れない」という人であっても、ここでは誰にも見られることがないので存分にサウナを楽しむことができるのです。

もちろん、大きめのオーバーヘッドシャワーもあり全身を冷やしてくれる水風呂の役割を担ってくれますし、「ととのいスペース」もしっかりと用意されています。

また、ひとりだけではなく、最大3名の利用が可能なグループルームもある(同性での利用の実)ので、家族や友人と利用することも可能です。

金額に関しては、ソロサウナ(シングルルーム)で60分3800円、80分4800円、グループルーム80分11,400円と若干高めとなりますが、月に1~2回リフレッシュするには最高の施設だと言えるのではないでしょうか。


サウナブームの到来によって、全国各地に「ソロサウナtune」のようなソロサウナが楽しめたりサービスの質が高いサウナ場がOPENしていますので、そういった施設を利用してリッチにリフレッシュするのもおすすめです。

「ととのう」を習慣化して仕事やプライベートも充実

「サウナ→水風呂→外気浴」という一連の流れを2度3度と繰り返していくのが現代のサウナの楽しみ方です。

「ととのう」を一度でも体験してしまえば、高い確率で「サウナ―」になってしまうことでしょう。

定期的に心と体を完全にリフレッシュさせることができれば、仕事のパフォーマンスも高められるはずですし、プライベートにも好影響をもたらすことでしょう。

まとめ

今回は、「サウナの人気の秘密」について解説してきました。

  • サウナの人気の最大の秘密(理由)は、「ととのう」から
  • 自律神経の乱れや血流の循環の改善などのメリットもあり
  • 「ととのう」ためには「サウナ→水風呂→外気浴」の順序を守る
  • ソロサウナを楽しめる施設も存在する
  • この記事を読んで、「サウナでととのってみたい」と感じた人は、ぜひ一度サウナで「サウナ→水風呂→外気浴」を実践してみてはいかがでしょうか?

いつの間にかあなたもサウナ―になっているかもしれませんよ。

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